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代官山のShinsakabashi Booksにてミレイヒロキの作品集
「Fresh Flower」
「Where have all the flowers gone?」
の2冊の取り扱いが始まりました。
渋谷区代官山山町18-10
営業時間 : 11時~18時日曜定休
2024年6月1日2日
維新ホール(山口県)会場に白い花の傘を設置の様子
‘THE SELECTED 2024’(終了)
2024年2月16日~ 2月25日
会場:elephant studio 1F2F 東京都渋谷区渋谷2-7-4
【アーティスト】
Kaseki Cider / buggy / OLI / Hogalee / Shinichi Wakasa /MireyHIROKI /
Ryusuke Sano / ENA
Produce By Watowa Gallery
Photo : Hiroshi Makino
個展『Where have all the flowers gone?』個展作品集完成
A4/74P/2500円(税込・送料込)
受注生産のため納品まで2週間ほどかかります。
購入希望の方は(1)~(3)までを記入から下記の「作品集注文ボタン」より記入お願いします。
受理しましたら振込先を返信しますので入金確認後に生産に入り印刷所より直送。
(1)名前(2)郵便番号からの住所(3)電話番号
個展「花はどこへ行った?・Where have flowers gone」
at Watowa Gallery記録写真公開
©2023 OFFICE MireyHIROKI
Watowa Gallery Producer's Words
1993年よりアメリカの西海岸に残っていたヒッピーカルチャーを中心に、グラフィティ・ヒップホップに影響を受けてグラフィティ集団KBHの唯一の日本人として、クレヨン、アクリル、スプレー、油等の画材を使い"花"を描き始める。
2007年、1995年ボストン在住時に構想した使い捨てビニール傘に花のペイントをして街で一斉に開き街を花で埋め尽くす作品
「100UMBRELLAS」を渋谷スクランブル交差点でゲリラパフォーマンスを決行、ビニール傘の使い捨て問題への問いと、"ハプニング"のアート活動を実験的に行う。
以来、東京を中心に、京都、広島、福島、熊本など多数の街にその時に集まった、ボランティアや、その場にいる人たちと、花を咲かすアートパフォーマンスを行ってきた。
また東日本大震災の被災地、被災者の心のケアを花のペイントや、2015年から2018年にかけて、広島原爆ドーム前での追悼パフォーマンス、インスタレーションなど、日本が持つ戦争や震災といった破壊のあった歴史的場所で"花"を咲かせていくという活動がいつしかミレイヒロキのヒップホップ、ストリートのバックボーンから来ている、立ち上がる精神、強く美しく生きてゆく姿勢とリンクして人々に影響を与えているのではないだろうか?
"花"という一般的かつ普遍的なモチーフはプリミティブな人間のシンプルな思考として、美しさ、儚さ、強さ、弱さなど、さまざまな感情に訴えかける。
ミレイヒロキは、"花"を媒介として、LAの貧富の差のあるカルチャーの中で、彼らが生き抜いてきたアメリカでの仲間との時間や生きざま、ストリートから得てきた精神を共有しているのだろう。
"強く美しく生きる"
クリストが世界のさまざまな場所を"梱包"するシリーズにあるように、本人もランドアートと言われることに疑問を持ち、そもそも何がアートなのか?芸術性とは?の議論のきっかけ自体を生み出している。
ミレイヒロキは国内で「花の傘」のインスタレーションは話題にはなったが、日本のアート業界からは”アート?アートではない?”と話されていた。
2010年にクリストが来日した際、直接会いに行き”花の作品”を見せクリストと話をした。返って来た言葉はとてもシンプルで気持ちを後押しされたと語る。
" You are ARTIST "
その事が今も花を描き続ける事へ少なからず影響を与えている。
その瞬間に開いた"花"はいったいどこへ行った?
そもそも、その"花"とはなんだったのか?
ミレイヒロキは"花"が行きたいところについていったような感覚だ、と語るが、それは、地域や、社会、そこにいる人が"それ"を求めていたのかもしれない。
シンプルな花の絵の奥に、何か物悲しくも、強い意志のような感覚を感じずにはいられない。
写真では伝わらない、彼らの活動の軌跡を目の当たりにしていただきたい。
WATOWA GALLERY 小松隆宏
Art Criticism
ミレイヒロキは2人の人間でありながら、1人の芸術家として活動してきた。その2人の人間は、それぞれ、あるいは共に、1980年代以降、アメリカ各地を中心にして、メイク、フィルム、ファッション、ストリート、ヒッピーカルチャーなどを領域域横断的に摂取してきた。ミレイヒロキの芸術実践は、それゆえ、「二人それぞれが数人だったのだから、それだけでもう多数」(ジル・ドゥルーズ+フェリックス・ガタリ『千のプラトー──資本主義と分裂症』)であるような幅広さと奥行きが備わっている。
ミレイヒロキは一貫して「花」をモチーフとして作品を制作し続けている。資金が底をついて唯一手元に残ったクレパスを使って、1枚のわら半紙に2人で描いた花は、キャンバスの外へと出て、さらには美術館やギャラリーの外へと出た。公共空間を通じて国内外に広がってきた花々は、作者の手を離れたあとでさえ、あたかも自律した生命体のように増殖を止めることはない。本展では、コロナ禍やウクライナ侵攻などを経て、ミレイヒロキの花々が照らし出す現代の様相が示されるだろう。
美術史学者
山本浩貴
個展「花はどこへ行った?」終了しました。
展示作品について
今回の個展に向けて制作した100号8点からなる連作シリーズは「花と死には類似点がある」という寺山修司の言葉にインスピレーションを得て制作。
花が持つ生と死の関連性や生命力を表すことに着目し、自分たちの中にある花を描く衝動や動機を探求、生き続ける花と枯れていく花の相対性を描いた。手法は90年代にLAやNYのアンダーグラウンドで活動していたグラフィティアーティストやミレイヒロキもメンバーであるLAを拠点に活動するアーティスト集団KBHとの関わりの中で実際に体現したスプレーペインティングから引用。色のしぶきのコントロールと体感を組み合わせることで、キャンバス上に強いタギング要素を作り出し、コロナやロシアのウクライナ進攻など、現代における絶望的な状況の中でも自分たちの魂の衝動を制作にぶつける価値観を追及。
〈追記〉
生き続ける花と枯れていく花の相対性とは、花が生命力あふれる存在でありながら、同時に儚くて一瞬一瞬が貴重な存在であるということを表している。花は色鮮やかで美しく、私たちに様々な感情や思い出をもたらすが、同時に枯れていく過程も見守ることができる。作品では、生き続ける花と枯れていく花の対比として生命力溢れる力強い花を描いているが、徐々に枯れていく終わりの始まりを花びらから落ちていく色で表現している。
描く花は花瓶に飾られる花ではなく、大地に咲く花をイメージしてキャンバスの下から上へ大胆に描く。それは自然の美しさや生命力を讃え、その力強さを表現したいという思いからです。
※タギング(tagging)とは街のあちこちに個人や集団のマークとされるものを描いて回る行為。
「個展タイトルについて」
この個展タイトルは世界で一番有名な反戦歌と言われるフォークの楽曲名をそのまま個展タイトルにした。現代でも戦争がある中で、人々の生存や平和が脅かされていることを考えると、この歌のメッセージは現代に通じるものがある。
そのため、令和の時代にあえてこのタイトルを用いることで、『戦争と平和』『破壊と再生』『生と死』といったテーマを取り上げ、アートを通して考える意味合いを込め個展のタイトルにした。
新作のインスピレーション元である『花と死には類似点がある』にも関連する。
2022年5月MONKEY GALLERY代官山
FRESH FLOWER 特に新作のアクリル画は今まで花の内側に隠していた感情を前面に正直に出す事を念頭にキャンバスへ向かった。新作スタイルの根源は作品に反映されている私達の『心の叫び』技法としては90年初頭LAに住んでいた時期に試していたドリッピング、スローイング、スプラッシュ、スプレー等を用いた。それらのスタイルは当時よく一緒にいたLA/NYのアンダーグラウンドで活発に活動していたグラフィティアーティスト達からの影響は強く受けている。その表現方法が「今」のミレイヒロキにとって真っすぐにキャンバスに向かう姿勢に合っていた。今ではグラフィティアートも業界の最前線にあるが当時はあくまでも『道』にあった。この時すでに二人で描いた花は存在していた。
2022年5月リリース。
『MireyHIROKI作品集』
A4サイズ144P/3900円(税込・送料込)
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(4)冊数
Share Flower Publishing
2019年12月東京都神代植物公園に作品を設置。
紅葉の時期と重なり景色が移り変わりゆく中で作品が変化していく。
11月24日撮影
11月30日撮影
ミレイヒロキの世界
描いた「花」は咲きたい場所に飛んで行き咲いていく。
僕らは花について行く。上を見上げたら青空が広がっていた。
花はここで咲きたかったんだ。
世界を美しく、平和になりますように、みんなに愛が届くように。
そんな想いを日常の中で少しでも感じる事ができれば花は世界中に咲いて行くのだろう。
色々な世界を超えて「花」が何もかも1つにしてくれるように思える。
MireyHIROKI/ミレイヒロキ
二人で一人の芸術家ミレイヒロキ
「環境・心」などをテーマに作品を制作。1996年にフランスで作品を発表。それ以来、一貫して花を描き続ける。2010年のJAPAN DAYで顔出しをするまで一切の顔出しをしてこなかった。
これまでにミッキーマウス生誕75周年、90周年の為の絵画制作、イサムノグチ「AKARI」とのコラボレーション。2007年からは表参道ヒルズ・渋谷交差点・京都鴨川・赤坂サカス・大坂梅田、
椿山荘庭園、広島旧日本銀行、広島原爆ドーム前など日本各地をキャンバスに大規模なインスタレーション作品を発表。新聞、報道など社会面で数多く取り上げられる。ビニール傘の使い捨て問題を国内に広げ報道写真展に記事が選出される。2010年はNYのセントラルパークで開催された日米親善交流「JAPAN DAY」公式アーティストとして全てのビジュアルアートを担当。2011年以降は総合的なアートプロデュースを各地で展開。東日本大震災へのアート活動がNHK「花は咲く」でドキュメンタリーとして国際放送される。NHK「美の壺」に作品が取り上げられる。
被爆70年をむかえた2015年NHK広島を5~8月と総合演出。2017年には年間を通して総合演出した昭島モリタウン作品が「DSA日本空間デザイン銀賞獲得」
2022年、チームラボ猪子氏の紹介でWATOWA GALLERYで本格的な個展を開催。
2023年以降はペインティング作品を中心に作品制作。
Two Artists in One MireyHIROKI
MireyHIROKI creates artworks on themes such as "environment and mind.
Has created paintings for the 75th and 90th anniversaries of Mickey Mouse's birth, and collaborated with Isamu Noguchi's "AKARI.
Since 2007, he has been exhibiting at Omotesando Hills, Shibuya Crossing, Kamogawa River in Kyoto, Akasaka Sakasu, and Osaka Umeda,
Since 2007, he has exhibited large-scale installations on canvas in various locations in Japan, including Omotesando, Shibuya Crossing, Kyoto Kamogawa River, Akasaka Sakasu, Osaka Umeda, Chinzan-so Garden, Hiroshima Old Bank of Japan, and in front of Hiroshima Atomic Bomb Dome. His works have been featured in numerous newspapers, news reports, and other social media. In 2010, he was the official artist for "Japan Day," a Japan-U.S. friendship exchange event held in New York's Central Park, and was in charge of all visual art. His art activities in response to the Great East Japan Earthquake were internationally broadcast as a documentary on NHK's "Hana wa Saku", and his work was featured in NHK's "Bi no Tsubo".
In 2015, he comprehensively directed NHK Hiroshima from May to August, which marked the 70th anniversary of the atomic bombing, and in 2017, his Akishima Moritown work, which he comprehensively directed throughout the year, won the DSA Japan Spatial Design Silver Award.
In 2022, he held a full-scale solo exhibition at WATOWA GALLERY with the introduction of Mr. Inoko of TeamLab.
From 2023 onward, he will focus on painting works.
Participated in exhibitions on tour in Asia.
こちらに紹介した作品写真はミレイヒロキが2015年に昭島モリタウンを年間を通して総合演出した時の作品。「森に咲く花」をコンセプトにあらゆる手法を用いて作品を制作展示。制作は様々な分野のプロフェッショナルを向かえ展開されて行った。作品は巨大バルーンの花、路、ライブペインティング、クリスマスイルミネーション、ワークショップ形式の制作スタイルでコミュニケーションワークのBIG
LOVEなど、それぞれが花で統一され展開。そして翌年、日本最古の歴史ある日本空間デザイン賞では総合演出した昭島モリタウンの作品が評価され国内空間デザインの中から銀賞を受賞。2017年には授賞作品が掲載された本が「年鑑日本の空間デザイン2017」として世界発売される。日本空間デザインとは日本を代表する3つの空間デザイン団体の「アワード」国内におけるすべての空間デザインが対象になり受賞作品が決定する重要な機関である。
作品紹介
1 FLOWER POWER
2 BIG LOVE
3 LIVE PAINTING
4 X'MAS BIG GIFT BOX
5 TWO LIGHT RED FLOWER
6 花の小路
7 LOVE
クライアント
昭和飛行機工業株式会社
制作施工
株式会社丹青ディスプレイ
写真:牧野弘
この作品は東日本大震災を受けて制作した作品である。現地にも足を運び継続して今もなお「アートの力」で支援活動を続けるミレイヒロキが心の叫びを形にした作品。花の傘に描かれた6色の花は未来を表現。人間の「生」そして「愛と希望」を1つの作品に込めている。この作品は白い花の傘を咲かせて行く作品。ミレイヒロキは花を画く、花を描いて描き続ける、どこまでも果てしなく無限に続く神秘の花は永遠となり、その表現の中に自らを溶かしたいとアーティスト自身が想う。永遠的に続く道の途中で「白」をもう一度考えたかった。色としての白をだ。純白に咲いた6色の花は「無」から生まれる「希望」であり愛なのだ。このスライドショーでは表参道ヒルズ吹抜け大階段、NHK広島、原爆ドーム前、椿山荘、東京大空襲でも残った樹齢500年の御神木、芸術の里まつだいより選んだ作品を紹介。
協力写真作家紹介
写真家:小野寺宏友
カメラマン:牧野 弘
カメラマン:今林浩一
主な展示場所
:表参道ヒルズ大階段2012
:旧日本銀行広島支店2014
:芸術の里まつだい2016
:原爆ドーム前広場2015
:NHK広島正面玄関
:東京都神代植物公園
ミレイヒロキは描くために一人になる。アーティスト人生のスタートとも言えるすべての作品の始まりがこのクレヨンで描かれた絵画作品である。絵画作品は全てクレヨンで制作され1枚のキャンバスにおよそ500本~1000本のクレヨンが使われる。またクレヨンが極限まで厚塗りされた画面は油絵のような重厚感があり独特の強い色の調和が見る者を引き込む。今までにミレイヒロキが出会った洋画家全てがクレヨンで描かれたことを見抜けずにいた。
ミレイヒロキはいう、クレヨンは日本人にとって国民的画材だと。文房具という文化が沢山の芸術家を育てた。日本では文房具、海外では画材。この文房具と画材では入口がとても大きくちがってしまう。
以下フランスのキュレーターによるクリティック日本語訳 :
多くの日本人のようにミレイヒロキも勤勉で簡明であり思慮深く情熱的に作品制作に携わる。彼等の芸術には心の琴線が幾本も引かれ一つまた一つと石を後世代のためにと築き上げ、彼等の建造物に重ねられていく。相思の強さがためにミレイヒロキは二人の人間でありながら一人の芸術家として描く。素晴らしく完璧な調和である。天真爛漫でいて知性的に構成されまた選び抜かれ美しく彩色された彼等の晴れ晴れしい作品の中でこの調和が光り輝いている。この二人の芸術家の築き上げる花の構成は神秘で独創的である。色の調和は華麗である。文章ジャンヌ・シルソー・シャンボー女史(フランス)
2019年8月20日更新 令和元年
ディズニーオフィシャル ミッキーマウス生誕90周年の絵画制作。
依頼が来てから2年近い歳月を経て完成、ジグレー版画としてリリース。
作品のテーマは1920年代のミッキーとミニーの手を引用してミッキーがミニーへ花を手渡す場面をイメージして描きました。ミニーの帽子に咲く花の始まりのストーリー。
2016年夏に開催された企画展での作品紹介。越後妻有大地の芸術祭の里まつだい「農舞台」
「どうしてみんな花が好き?」
Why does everyone LOVE flowers.
2016年7月2日~9月4日まつだい「農舞台」で行われた企画展のミレイヒロキ作品。大地に咲いた新作「花の道しるべ」が夏のアートの観光名所に展示された。老若男女を問わず、みんなが大好きな「花」
私たちはなぜ、こんなに花が好きなんでしょう?
まつだい「農舞台」では、多くのアーティストと地元の花の達人たちによる「花」だけの展覧会が開催された。みんなが好きな「花」ですが、それぞれの抱くイメージはまったく異なります。あなたの好きな「花」を見つけに、真夏の越後妻有に遊びにきませんか?参加作家:石塚まこ、礒﨑真理子、上野雄次、内海聖史、レアンドロ・エルリッヒ、大巻伸嗣、康夏奈、鴻崎正武、椛田ちひろ、中川幸夫、松尾高弘、小松宏誠、田中望、西村陽一郎、蜷川実花、ミレイヒロキ、森山大道、松代のみなさん
2015年日本は戦後70年、広島では被爆70年。花を咲かせ咲かせてきたことが平和を祈る場所で重要な節目に咲いた。
PEACE SITE HIROSHIMA 2015
2015年はフラワーフェスティバルから続くNHK広島の総合演出に関わった。仙台で巨大日本地図を制作したときに、その制作過程をNHKの花は咲くの番組の中でドキュメントとして5分間の映像として放送してくれた。その時にお話ししたプロデューサーの方から連絡が入りフラワーフェスティバルから戦後70年に向けた2つのプロジェクトに協力してほしと相談された。NHK広島は国内唯一の被ばく放送局として被爆から70年の年に、五分の一の路面電車模型を特別に制作してミレイヒロキの花一輪一輪に広島の方々が色をぬり花が路面電車いっぱいに咲いて行った。
他にも各所に花を演出していった。
昭島モリタウン花の小路制作。
この作品は制作過程を含めて本当にゼロからの挑戦だった。平面を立体にするのはバルーンである程度イメージが出来ていた。ディレクターの徳さんと常に考えながら、制作チームも日本のトップレベルの人たちが集まった。制作現場はあの作家の作品もあの作家の作品も進行中という具合だ。まず写真1枚目に出てくる紙で作ったイメージを作成。そして設計図をディレクターの徳さんが数字を入れたかなり細かい部分まで作り込んでいく。大きな作品はそれぞれの専門チームが動き完成へ向けて1つになる。すべての写真はアップ出来ないが完成までの制作工程を少し紹介します。
クライアント:昭和飛行機工業株式会社
制作施工:株式会社丹青ディスプレイ
写真:牧野弘
高さ10メートル以上にもなる巨大作品の設置舞台裏に密着。大きな一輪の花が咲いて行く。
昭島のモリタウンに設置した巨大花。
ミレイヒロキにとって念願だった作品の具現化。
バルーンの制作には日本を代表する巨大バルーンを制作するエアロテック。ミレイヒロキの花をまずは小さな模型にして全体のイメージ図から説明までの細かい打ち合わせを幾度も繰り返した。丹青ディスプレイ徳さん、現場監督の岸田さん。すべてが数字に置き換えられミレイヒロキの花を寸分狂わずに10メートル近い花にする。ワクワクが止まらない。植木鉢は潜水艦などの模型を製作する会社が担当。すべてがプロフェッショナルな人たちが集まり挑んだ。足場を支える巨大植木鉢は強靭に作られ空気が送られる花を支える。茎だけで大きな花びらを支える。真夜中の3時ごろに花が咲いた。イメージ通りだ。ミレイヒロキの新しい可能性をみせられた作品なった。
クライアント:昭和飛行機工業株式会社
制作施工:株式会社丹青ディスプレイ
写真:牧野弘
仙台で咲かせた日本地図。
この作品はもともと2003年から続けてきたワークショップスタイルの作品制作。NHKでも取材で取り上げて頂いた。作品は展覧会OASISの中の特別プロジェクトとして制作。約10メートルの特注で作られた日本地図にミレイヒロキが描いた花が一輪一輪切り取られ仙台の方々の手で東北の復興と未来へ向けたメッセージを彩られ大きな日本地図いっぱいに花が咲いた。この時は100メートルのキャンバスに花を魂を込めて一輪づつ描いた。この様子はドキュメンタリーとしてNHK、NHK国際放送など世界中に配信された。
19th OASIS 2014 in Sendai&Osaka
主催:OASIS実行委員会
運営:株式会社麗人社
制作施工:株式会社メイク
写真:牧野弘
表参道ヒルズで行われた展示の舞台裏を初公開!牧野弘氏が密着で撮影したドキュメンタリー。
表参道ヒルズ吹き抜け大階段インスタレーション
僕らがなぜ?
花を描き続けるのか?の問いに対して答えられる回答はただ1つ…
それは僕らの心が感じ取る『衝動』を押さえる事が出来ないからです。この『衝動』が自然界とつながり僕らの心に訴えかけてきます。地球も宇宙も人間も…1つであり…
そこに芸術が存在してるのだと感じています。
この作品「白い花の傘」は東日本大震災後に制作発表された作品です。ビニール傘の作品は環境問題をコンセプトに展開された作品でした。白い花の傘は「命」をテーマに日本人として生きる。そして「白」を感じる作品として6色の花は未来に向かう希望を表現。作曲家として活躍する菅野祐吾氏がテーマ曲を制作「花の傘」菅野氏の生演奏の中でミレイヒロキが一輪一輪花を咲かした。
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